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阿部幸男 カラコルム山脈とその山麓

パキスタン北西部の中国、印度国境に連なるカラコルム山脈は、世界第2の高峰K2をはじめ8000m峰が4座、7000m峰なら60座以上もある白い巨峰群が連なる世界です。その麓の標高2800m位にあるフンザは桃源郷と称され、春は杏や桃、秋は黄金色に染まるポプラや紅葉が谷を彩り、雪山とのコントラストが美しい景観に囲まれます。

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道幅が狭く、急勾配の箇所が多いので、フンザのホテル滞在中(5日間)の行動はジープを使用した。

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10月下旬の上フンザの黄葉・紅葉は圧巻。右上の山は ウルタルⅡ峰(7388m)

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シスパーレ(7611m)
 登山家 平出和也が、2017年 4度目の挑戦で登頂。

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 パスー氷河とシスパーレ(7611m)

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魔の山 ディラン(7266m)
 雪崩とセラック(氷河が割れてできる塔状の氷塊)の崩壊で多くの遭難者を出している。

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カラコルムの名峰 ラカポシ(7788m)
快晴のラカポシ山塊

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ウルタルⅡ峰(7388m)
 未踏峰のこの山は、頻繁に発生する雪崩と落石で、一流登山家を退け続けていた。2018年までに16隊が登頂を試み、登頂できたのは2隊のみである。日本の登山家では、1991年に、長谷川恒男他1名が雪崩で遭難死している。

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ハセガワ・メモリアル・パブリックスクール
 この学校は、ウルタルⅡ峰で遭難死した登山家・長谷川恒男氏の遺志と登山仲間など、多くの支援者の協力を得て、その山の麓のフンザに建てられた学校です。鉄筋コンクリート二階建てで、男女共学です。

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フンザの子供たち
 フンザでは色が白く、青く澄んだ目をした子供に出会います。その起源はアレクサンダー大王の東方遠征軍の末裔だという説もありますが、北方からのイラン系住民だとされている。

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